鉄骨の組立て等作業主任者は大阪でいくら?17,145円・2日間と受講資格

建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者を大阪で取るなら、建災防おおさかの技能講習で17,145円、2日間です。ただし誰でも受けられるわけではなく、鉄骨の組立て等の作業に3年以上従事した経験が要ります。この記事では、大阪市此花区で鉄骨建方・とび土工工事をしている株式会社柴田工業が、受講資格の条件、2日間の時間割、講習の中身、そしてこの資格を持つと現場で何が変わるのかを、根拠の条文とあわせて説明します。玉掛けのように入社してすぐ取る資格ではなく、3年目あたりで見えてくる資格です。

大阪での費用は17,145円。2日間・学科だけで取れる

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大阪でこの講習を受けるなら、実質的な選択肢は建災防おおさかです。費用は17,145円(税込)、日数は2日、実技はなく学科だけで修了します。

項目内容
正式名称建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者技能講習
実施機関建災防おおさか(建設業労働災害防止協会 大阪府支部)
費用(税込)17,145円(受講料15,000円+テキスト代2,145円)
日数2日間(学科11時間・実技なし)
時間割1日目 9:00〜15:05/2日目 9:00〜17:15
修了試験2日目 16:15〜17:15
会場大阪建設会館2階(大阪市中央区北浜東1-30)
受講資格満18歳以上+実務経験(後述)
出典: 建災防おおさか「建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者技能講習」(2026年9月時点)。金額・日程は改定されることがあるため、申し込み前に公式ページで確認してください。

内訳は受講料15,000円+テキスト代2,145円

17,145円の内訳は、受講料15,000円とテキスト代2,145円です。一般・会員とも同額で、テキストは修了後も手元に残ります。ここに交通費と、2日間現場に出ない分が乗ってくると考えておくと、実際の負担感に近くなります。

会場は天満橋の大阪建設会館。1日目は短く2日目が長い

大阪建設会館は大阪市中央区北浜東1-30。大阪メトロ・京阪電鉄の天満橋駅、または北浜駅から徒歩約10分です。大阪市此花区からだと電車で40分前後、車なら30分前後の距離です。

時間割は1日目が9:00〜15:05、2日目が9:00〜17:15。1日目は15時過ぎに終わりますが、2日目は最後の16:15〜17:15が修了試験にあてられています。1日目と同じつもりで夕方に予定を入れると試験に間に合いません。2日目は丸一日空けてください。

受講資格は「満18歳以上+実務3年」。ここで止まる人が多い

この資格の関門は費用でも試験でもなく、受講資格です。満18歳以上で、かつ鉄骨の組立て等の作業に3年以上従事した経験が要ります。学歴によるショートカットはありますが、それでも2年。申し込みたいと思った時点では受けられない人のほうが多い資格です。

鉄骨の組立て・解体・変更の作業に3年以上

基本ルートは、建築物の骨組みまたは塔であって金属製の部材により構成されるものの組立て、解体または変更の作業に3年以上従事した経験です。条文は硬いですが、要は鉄骨建方とその周辺作業のこと。柱を立て、梁をかけ、ボルトを締め、既存の鉄骨をばらす。この現場に3年いたかが問われます。

建設業なら何でもいいわけではありません。同じ会社にいても、運搬や清掃ばかりで鉄骨の組立てに関わっていなければ数えにくくなります。3年後にこの資格を取りたいなら、入る会社が鉄骨建方を自社でやっているかどうかがそのまま効いてきます。

土木・建築関連の学科を出ていれば2年以上でよい

もうひとつは、土木または建築に関する学科を卒業した後、2年以上その作業に従事した経験があるルートです。工業高校の建築科や土木建築系の大学・専門学校を出ている人はこちらです。申し込みには卒業証明書と成績証明書の写しが要るため、手元になければ学校への取り寄せから始めてください。職業訓練の修了者にも同様の短縮ルートがあります。

経験年数は自己申告では通らない。事業主の証明印が要る

経験年数は、申込書に事業主の証明印をもらう形で証明します。会社に「うちで何年鉄骨の組立てをやった」と書いてもらうので、複数の会社をまたいで3年になる人は前職にも依頼が要ります。転職を考えているなら、在職中に証明だけ先にもらっておくのは現実的な自衛策です。

そもそも、なぜ選任しなければならないのか

Steel beams forming the roof structure of a building against a bright sky
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この資格が要るのは、法律が「この作業には作業主任者を置け」と決めているからです。根拠は労働安全衛生法第14条と、同法施行令第6条第15号の2。高さ5メートル以上の金属製の骨組みや塔を組む・ばらす・変えるときは、技能講習の修了者から作業主任者を選任しなければなりません。

根拠は労働安全衛生法第14条

労働安全衛生法第14条は、政令で定める作業について、免許を受けた者または技能講習を修了した者のうちから作業主任者を選任し、その者に労働者の指揮その他の事項を行わせなければならないと定めています。作業主任者という制度の入口がこの条文です。

選任を怠ると、労働安全衛生法第119条により6か月以下の拘禁刑または50万円以下の罰金の対象になります。罰せられるのは会社側です。だから会社は有資格者を欲しがりますし、現場に1人いるかで受けられる仕事が変わります。

対象は「高さ5メートル以上の金属製の骨組み・塔」

施行令第6条第15号の2は、対象を「建築物の骨組み又は塔であつて、金属製の部材により構成されるもの(その高さが五メートル以上であるものに限る。)の組立て、解体又は変更の作業」と定めています。鉄骨造の建方はもちろん、鉄塔や広告塔のような塔状の構造物もここに入ります。

2階建て以上の鉄骨造はほぼ確実に5メートルを超えます。倉庫も工場も店舗も、建方の日には作業主任者が要ります。選任したら氏名と行わせる事項を作業場の見やすい箇所に掲示するなどして関係労働者に周知することも、労働安全衛生規則第18条で義務づけられています。

作業主任者の職務は3つだけ。ただし中身は重い

作業主任者が現場で何をするかは、労働安全衛生規則第517条の5に3つだけ書かれています。作業の方法と配置を決めて直接指揮すること、器具や保護具を点検すること、保護具の使用状況を監視すること。数は少ないですが、どれも人の命に直結します。

作業の方法と労働者の配置を決め、直接指揮する

第1号が、作業の方法および労働者の配置を決定し、作業を直接指揮すること。今日どの柱から立てるか、誰をどこに配置するか、クレーンをどう回すかを決めて、その場で指揮を執ります。「直接指揮」と書かれている以上、作業主任者が現場を離れたまま作業を進めることは想定されていません。

なお、作業計画そのものを作るのは会社の義務です。第517条の2は、あらかじめ作業計画を定め、作業の方法および順序、部材の落下や倒壊を防止する方法、墜落防止設備の設置方法を示して関係労働者に周知させなければならないと定めています。会社が作った計画を現場で回すのが作業主任者、という分担です。

保護具を点検し、使用状況を監視する

第2号が、器具、工具、要求性能墜落制止用器具等および保護帽の機能を点検し、不良品を取り除くこと。第3号が、その使用状況を監視することです。要求性能墜落制止用器具とはフルハーネスなどのこと。他人のベルトの傷やフックの変形を見て使わせない、掛けていない人には掛けさせる。嫌われ役です。

あわせて第517条の3が、作業区域内に関係労働者以外を立ち入らせないこと、強風・大雨・大雪などの悪天候で危険が予想されるときは作業をさせないこと、材料や工具を上げ下ろしするときはつり綱やつり袋を使わせることを定めています。「今日は風が強いのでやめます」と言える立場でもあります。

講習の中身は学科11時間。科目と時間の内訳

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2日間で受けるのは学科11時間です。科目と時間は「建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者技能講習規程」で決まっていて、どの都道府県で受けても同じ構成になります。実技はありません。

講習科目範囲時間
作業の方法に関する知識建築物および塔の種類・材料・構造、設計図および工作図、組立て等作業の方法、点検5時間
工事用設備、機械、器具等に関する知識工事用設備および機械の取扱い、器具および工具、電気1時間30分
作業環境等に関する知識墜落防止設備、落下物防止措置、悪天候時の作業方法、服装および保護具1時間30分
作業者に対する教育等に関する知識教育および指導の方法、作業標準、災害発生時の措置1時間30分
関係法令労働安全衛生法および関係法令中の関係条項1時間30分
合計—11時間
出典: 建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者技能講習規程(厚生労働省)

半分近くが「作業の方法に関する知識」

11時間のうち5時間が「作業の方法に関する知識」です。範囲には設計図および工作図が含まれ、図面を読んでどの部材をどの順番で立てるかを組み立てる訓練になります。手元として動いてきた人には一番の山場ですが、3年目の職人にとっては使える2日間です。残り4科目は1時間30分ずつ。作業者に対する教育等に関する知識という科目があることが、この講習の性格をよく表しています。

2日目の最後に修了試験がある

技能講習規程では、修了試験は講習科目について筆記試験または口述試験により行うと定められています。建災防おおさかでは2日目の16:15〜17:15が試験時間です。全時間の受講が前提なので、遅刻や早退で受講したとみなされないと試験を受けられず、費用も日程も取り直しになります。

合格率は公表されていませんが、出題は講習で扱った範囲からです。それより2日目は9時から17時15分まで座りっぱなしになります。前日に夜勤を入れないでください。

足場の組立て等作業主任者との違いと、両方要る場面

名前が似ていますが、鉄骨の組立て等作業主任者と足場の組立て等作業主任者は別の資格です。対象作業も根拠条文も受講資格も費用も講習時間も違い、片方を持っていてももう片方の作業の主任者にはなれません。

比較項目鉄骨の組立て等作業主任者足場の組立て等作業主任者
対象作業建築物の骨組みまたは塔で、金属製の部材により構成され高さ5m以上のものの組立て・解体・変更つり足場、張出し足場、または高さ5m以上の構造の足場の組立て・解体・変更
根拠(施行令)第6条第15号の2第6条第15号
根拠(安衛則)第517条の4・第517条の5第565条・第566条
受講資格満18歳以上+鉄骨の組立て等の作業3年以上(学科卒は2年以上)満21歳以上+足場作業3年以上
費用(建災防おおさか・税込)17,145円16,925円
講習時間2日・学科11時間2日・計28時間30分
出典: 労働安全衛生法施行令第6条、労働安全衛生規則、建災防おおさか(2026年9月時点)

対象になる作業がそもそも別物

施行令第6条第15号が足場、第15号の2が鉄骨です。足場のほうは、つり足場、張出し足場、高さ5メートル以上の構造の足場の組立て・解体・変更です。建物そのものを組むのが鉄骨、その周りに仮設で組むのが足場と考えるとほぼ外れません。年齢要件も、鉄骨が満18歳以上、足場は満21歳以上と違います。

鉄骨建方で外部足場も組むなら、両方の選任が要る

施行令は作業ごとに作業主任者を求めているので、ひとつの現場で鉄骨の建方と高さ5メートル以上の足場の組立ての両方をやるなら、それぞれについて選任が必要です。鉄骨の作業主任者が足場の組立てを指揮することはできません。

会社としての回し方は2通りで、両方の資格を持つ人を育てるか、それぞれの有資格者を別に置くかです。社員6名ほどの規模だと1人が両方持っているほうが段取りは楽になりますし、実際に呼ばれる回数も増えます。資格を取る順番の全体像は鳶職の資格を取る順番の記事にまとめています。

申し込みから修了証までの4ステップ

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Photo by Kelly Sikkema on Unsplash

手順自体は複雑ではありません。時間がかかるのは経験年数の証明をそろえる部分と、2日間現場を空ける段取りのほうです。

ステップ1 経験年数を数える

まず、鉄骨の組立て・解体・変更の作業に何年従事してきたかを数えます。入社日からの通算ではなく、その作業に従事した期間です。別の職種に移っていた期間や長期の休職は差し引きます。土木・建築関連の学科を卒業しているなら2年以上でよいので、どちらのルートで申し込むかをここで決めます。

ステップ2 事業主の証明をもらう

申込書の経験年数欄に、事業主の証明印をもらいます。今の会社だけで足りなければ前職にも依頼します。学科卒ルートなら卒業証明書と成績証明書の写しも必要です。学校からの取り寄せに時間がかかるので、日程を押さえる前にここから動くほうが安全です。

ステップ3 建災防おおさかに申し込む

建災防おおさかの講習予約システム、またはオンライン申込書から申し込みます。毎月何度も開催される講習ではないため、希望日が埋まると次の回まで待つことになります。日程は公式ページで確認し、空きのある回を早めに押さえてください。

ステップ4 2日間、現場を空ける段取りをつける

実務上、ここが一番むずかしいところです。建方の予定が入っている週は動けませんし、雨で工程がずれると受講日とぶつかります。日程が決まったら職長や社長に早めに共有してください。受講日を出勤扱いにするかは会社ごとに違うので、事前の確認をおすすめします。修了試験に合格すれば修了証が交付され、全国どこの現場でも有効です。

未経験で入った人にとっての「3年目の目標」

この資格は未経験で入ってすぐ取れるものではありません。だからこそ、入社時点で3年後の目標として置いておく価値があります。1年目・2年目に取る資格と並べて見ると、今どこまで来ているかが分かります。

1年目は玉掛けとフルハーネスから

鉄骨の現場で最初に要るのは、玉掛け技能講習とフルハーネス型安全帯使用作業特別教育です。玉掛けは大阪だと未経験向けのAコースで26,455円、フルハーネスは建災防おおさかで12,935円。どちらも実務経験の縛りがほぼなく、入社してすぐ取れます。そこからアーク溶接やガス溶接に進み、3年目にこの作業主任者の受講資格が開きます。

作業主任者を取ると、現場での立場が「言われたことをやる人」から「決めて指示する人」に変わります。給料の上がり方は会社ごとに違うので断定はできませんが、指名で呼ばれる回数が増えるのは確かです。資格と収入の関係は鳶職の年収の記事で、統計と日給からの試算を分けて整理しています。

費用の扱いは会社によって違う。面接で確認する

17,145円は自腹で出すには軽くない金額です。多くの建設会社に資格取得の支援制度があり、株式会社柴田工業にも資格取得支援・資格手当の制度があります。ただし、どの資格をどこまで負担するかは会社ごとに違い、当社も「全額負担」と言い切れる形にはしていません。対象と範囲は面接の場で聞いてください。

会社側から見ると、技能講習の受講には人材開発支援助成金(建設労働者技能実習コース)が使えます。雇用保険被保険者20人以下の事業主なら1人1日9,500円、CCUS登録事業者なら10,450円が、1つの技能実習につき1人20日を上限に助成されます。柴田工業は20人以下の区分です。ただしこれは会社が受け取るもので、本人に支払われるお金ではありません。

鉄骨の組立て等作業主任者についてよくある質問

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未経験でもすぐに受けられますか?

受けられません。満18歳以上で、かつ鉄骨の組立て等の作業に3年以上従事した経験が必要です。土木・建築関連の学科を卒業していれば2年以上に短縮されますが、いずれにせよ実務経験が前提です。未経験で入った場合は、まず玉掛けやフルハーネスなど経験年数の要らない資格から取ります。

費用の17,145円は自分で払うのですか?

会社によって違います。柴田工業には資格取得支援・資格手当の制度がありますが、対象と負担の範囲は資格ごとに異なるため、面接の場で確認していただくのが確実です。他社でも同じで、「資格取得支援あり」の一行だけでは何をどこまで出してもらえるか分かりません。

修了試験に落ちることはありますか?

修了試験は筆記試験または口述試験で行うと技能講習規程に定められており、合格率は公表されていません。出題は講習で扱った範囲からです。それより現実的なリスクは、遅刻や早退で全時間を受講できず、試験そのものを受けられなくなることです。2日目は17:15まで確実に空けてください。

修了証は大阪以外の現場でも使えますか?

使えます。労働安全衛生法にもとづく技能講習は国の制度なので、どの都道府県で受けても修了証は全国で有効です。有効期限もありません。ただし紛失すると再交付の手続きが要るので、会社には写しを渡し、原本は自分で保管してください。

足場の作業主任者を持っていれば代用できますか?

できません。施行令第6条第15号(足場)と第15号の2(鉄骨)は別の作業として定められており、それぞれについて選任が必要です。同じ現場で建方と高さ5メートル以上の足場の組立ての両方を行うなら、両方の有資格者が要ります。1人が両方の資格を持っていれば兼ねられます。

作業主任者になると、現場で何が一番変わりますか?

責任の位置が変わります。労働安全衛生規則第517条の5により、作業の方法と労働者の配置を決めて直接指揮し、保護具を点検して不良品を取り除き、使用状況を監視する立場になります。他人のハーネスに駄目出しをしたり、風の強い日に作業を止めたりする役です。名前と職務が現場に掲示されるので、逃げ場はありません。

大阪市此花区で鉄骨の仕事をしたい方へ

株式会社柴田工業は、大阪市此花区伝法で鋼構造物工事・とび土工工事・鍛冶工事・鉄骨建方・溶接・金属加工をしている会社です。社員は6名ほど、20代が中心。鉄骨建方を自社でやっているので、入社1年目から建方の現場に立ちます。この記事の「鉄骨の組立て等の作業に3年以上」は、そのまま積み上がっていきます。

日給は13,000円〜25,000円で、能力・経験に応じて随時昇給。諸手当・残業手当・夜勤手当、各種社会保険完備、交通費一部支給、資格取得支援・手当あり。日払い・週払い・即日払いにも対応しています。学歴・年齢・経験は不問で、未経験の方も歓迎します。入社2年目の社員は前職がホストクラブで、今は溶接技術を習得中です。

まずは話を聞いてみたい、という段階でもかまいません。資格の費用や3年後の目標、そういう話から始めてください。応募は電話とLINEのみです。

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