玉掛け技能講習を大阪で受けると、費用はおおむね22,000〜27,000円です。大阪市此花区の一般社団法人西野田労働基準協会の場合、未経験者向けのAコースが26,455円(受講料24,750円+テキスト代1,705円・税込)で、学科2日と実技1日の計3日間で修了します。この記事では、大阪市此花区で鉄骨工事・とび土工工事をしている株式会社柴田工業が、玉掛けの資格にいくらかかるのか、どこで受けられるのか、費用は誰が出すのかまでを、実際の会場名と金額を挙げて説明します。

玉掛け技能講習とは何か
玉掛け技能講習は、クレーンで荷を吊るときに、荷にワイヤーロープを掛けたり外したりする作業をするための国家資格です。労働安全衛生法にもとづく技能講習で、修了しないとこの作業に就けません。建設現場では、鉄骨・鉄筋・型枠・資材の搬入と、ほぼすべての場面でクレーンを使うため、現場で最初に取る資格の定番になっています。
つり上げ荷重1トン以上の玉掛けに必要
資格が必要になる境目は、クレーンの「つり上げ荷重」が1トン以上かどうかです。1トン以上のクレーン・移動式クレーン・デリックで玉掛けをするなら、玉掛け技能講習の修了が必要になります。ここでいう1トンは、実際に吊る荷物の重さではなく、そのクレーンの能力のことです。軽い荷物を吊る場合でも、使うクレーンが1トン以上なら資格が要ります。
1トン未満は「特別教育」で、別の資格になる
つり上げ荷重1トン未満のクレーンで玉掛けをする場合は、技能講習ではなく「玉掛け業務に係る特別教育」になります。名前が似ていますが別物で、時間も費用も短く安く済みます。ただし特別教育だけでは1トン以上のクレーンを使う現場に入れません。求人票に「玉掛け」と書かれていて、どちらを指しているのか分からないときは、応募前に確認してください。
技能講習を持っていれば1トン未満の作業もできる
上位資格である技能講習を修了していれば、1トン未満の玉掛け作業にもそのまま従事できます。逆はできません。どちらを受けるか迷っているなら、最初から技能講習を取ったほうが結果的に安くて早いです。実際、建設現場で働き続けるつもりなら特別教育で止まる理由はほとんどありません。
修了証は全国どこの現場でも使える
技能講習の修了証は、どこの登録教習機関で取っても全国共通で通用します。大阪で取った修了証を関東の現場で見せても問題ありません。転職しても持ち出せる資格なので、自分の財産として残ります。
大阪で玉掛け技能講習を受けるといくらかかるか
大阪府内の実施機関を見ると、未経験者が受ける場合の費用はおおむね22,000〜27,000円です。受講料とテキスト代が別建てになっている機関が多く、案内に書かれた金額がどちらを指しているかで印象が変わります。合計でいくら払うのかで比べてください。

此花区の西野田労働基準協会の料金
当社と同じ大阪市此花区にある一般社団法人西野田労働基準協会(此花区西九条5-3-60)の料金は次のとおりです。いずれも税込で、テキスト代を含んだ合計金額です。
| コース | 対象 | 受講料 | テキスト代 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| Aコース | 未経験者 | 24,750円 | 1,705円 | 26,455円 |
| Bコース | 6か月以上の補助業務経験者 | 20,900円 | 1,705円 | 22,605円 |
AコースとBコースの違い
Aコースは未経験者向け、Bコースは玉掛けの補助業務を6か月以上経験している人向けです。差額は3,850円。すでに現場で先輩の玉掛けを手伝ってきた人は、Bコースの条件に当てはまる可能性があります。ただし経験の証明を会社に書いてもらう必要があるので、勝手に安いほうを選ばず、事前に協会へ確認してください。
テキスト代が別で計上されている
西野田労働基準協会はテキスト代1,705円を受講料と分けて表示しています。他の機関でも同じように別建てのことが多く、「受講料20,000円」と書いてあっても実際の支払いは22,000円前後になる、ということが起こります。申し込む前に合計額を確認してください。
交通費と昼食代も見ておく
見落としがちですが、3日間通うので交通費がかかります。学科と実技で会場が違う機関も多く、実技の日だけ遠いということが起こります。西野田労働基準協会の場合も、学科は此花区、実技は西淀川区です。日程が決まったら、3日分の移動をあらかじめ確認しておくと安心です。
講習の中身と時間割
未経験で受ける場合、講習は学科と実技を合わせて19時間です。多くの機関では3日間に分けて実施します。西野田労働基準協会は学科2日・実技1日という組み方です。

学科は12時間
学科の内訳は、クレーン等に関する知識が1時間、クレーン等の玉掛けに必要な力学に関する知識が3時間、クレーン等の玉掛けの方法が7時間、関係法令が1時間で、合計12時間です。いちばん時間を割くのは玉掛けの方法で、ここが実技につながります。
力学は身構えなくていい
「力学」と聞くと構える人が多いのですが、扱うのは荷物の重さの計算と、ロープの角度がついたときに張力がどれだけ増えるか、といった内容です。難しい数式は出てきません。ここを理解しているかどうかが、現場で「この掛け方は危ない」と気づけるかどうかの差になります。実務でいちばん役に立つ部分です。
実技は7時間
実技は、クレーン等の運転のための合図が1時間、玉掛けが6時間で、合計7時間です。実際にワイヤーロープを掛け、合図を出し、荷を吊って下ろすところまでやります。手を動かす1日なので、動きやすい服装と安全靴が必要です。
学科と実技のそれぞれに修了試験がある
技能講習は特別教育と違い、修了試験に合格しないと修了証が出ません。とはいえ、講習をきちんと聞いていれば通る内容です。落ちる人は、居眠りをしたか、実技で合図を覚えていないかのどちらかがほとんどです。学科では講師が「ここは試験に出る」と言ってくれるので、その部分をメモしておいてください。
此花区・西九条から通える会場
大阪市此花区で働くなら、玉掛けは地元で取れます。ここは他の地域の会社にはない、此花区ならではの利点です。
学科は此花会館 梅香殿
学科2日間の会場は、此花会館 梅香殿(大阪市此花区西九条5-4-24)です。JR・阪神の西九条駅から歩いて行ける場所にあります。当社の事務所は此花区伝法6-2-2-409で、同じ区内です。
実技は西淀川区のササクラ
実技1日の会場は株式会社ササクラ(大阪市西淀川区竹島4-7-32)です。学科とは別の場所になるので、実技の日だけ移動時間を多めに見ておいてください。
申し込み先と開催日程
申し込みは一般社団法人西野田労働基準協会(此花区西九条5-3-60/TEL 06-6462-4451)です。申込書のダウンロードとインターネット予約に対応しています。人気の講習なので、日程によっては満員になります。2026年9月10日・11日(学科)と13日(実技)の回はすでに満員で、11月5日・6日(学科)と15日(実技)の回が受付中でした(2026年9月時点)。取りたい時期が決まっているなら、2か月前には動いたほうが確実です。
申し込みから修了証を受け取るまで
初めて受ける人向けに、順番どおりに書きます。
ステップ1 開催日程を確認する
まず実施機関のページで日程を見ます。3日間まとめて空けられる週を探すのがコツです。学科2日が平日に組まれることが多いので、仕事を休む必要があるかを先に確認してください。
ステップ2 コースを選んで申し込む
未経験ならAコース、玉掛けの補助を6か月以上やっているならBコースです。判断に迷ったら協会に電話で聞くのが早いです。会社を通して申し込む場合は、担当者に伝えれば手続きしてもらえます。
ステップ3 学科2日を受ける
朝から夕方までの座学が2日続きます。筆記用具と、指定された本人確認書類を持って行きます。遅刻・早退は原則として認められません。1時間でも欠けると修了できないので、時間には余裕を持ってください。
ステップ4 実技1日を受ける
実技は屋外で行うことが多く、天候の影響を受けます。作業服・安全靴・手袋・ヘルメットが必要です。持っていない場合は事前に協会へ確認してください。夏場は水分も忘れずに。
ステップ5 修了証を受け取る
修了試験に合格すると修了証が交付されます。現場では携帯していることを求められるので、財布やカードケースに入れて持ち歩いてください。なくすと再交付の手続きが必要になります。

費用は自分で出すのか、会社が出すのか
結論から言うと、建設会社に所属して働くなら、会社が費用を負担する形が一般的です。理由は単純で、資格を持った人が増えないと会社が現場を回せないからです。
資格取得支援があるかを求人で確認する
求人票に「資格取得支援あり」「資格手当あり」と書かれているかを見てください。全額なのか一部なのか、手当が月いくらつくのかは会社によって違います。未経験で入るなら、ここは最初に聞いておいて損はない項目です。
人材開発支援助成金というしくみがある
会社が費用を出せる背景には、国の制度があります。人材開発支援助成金の建設労働者技能実習コースは、建設事業主が技能講習を受けさせたときに、経費と賃金の一部が助成される制度です。会社にとっては、社員に資格を取らせるほうが金銭的にも合理的になっています。
小さい会社ほど助成の単価が高い
この制度は、雇用保険の被保険者が20人以下の事業主のほうが単価が高く設定されています。20人以下なら1人1日あたり9,500円、建設キャリアアップシステム(CCUS)に登録している事業者ならさらに加算されます。社員数の少ない会社が資格取得に積極的なのは、こうした背景もあります。
柴田工業の場合
当社は社員6名ほどの会社で、採用情報に記載しているとおり資格取得支援・手当の制度があります。未経験で入った社員も、必要な資格を順番に取りながら現場に出ています。どの資格をいつ取るかは本人の担当作業に合わせて決めているので、面接のときに聞いてください。
玉掛けの次に取る資格の順番
玉掛けは入口です。鉄骨やとび土工の現場では、この後にいくつか続きます。順番には理由があります。
フルハーネス型墜落制止用器具の特別教育
高さのある場所で作業するなら必須です。1日6時間で終わります。建設業労働災害防止協会大阪府支部(建災防おおさか)の場合は12,935円(受講料12,000円+テキスト代935円・税込)です。玉掛けと並んで、現場に出る前に取ることが多い資格です。
アーク溶接等の特別教育
溶接をするなら必要になります。学科11時間と実技10時間で計21時間、3日間かかります。大阪府内の相場は20,000〜32,000円です。鍛冶工事や鉄骨の現場では、溶接ができるかどうかで任される作業が変わります。
3年目からの作業主任者
作業主任者の技能講習は、すぐには受けられません。建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者は、鉄骨の組立て・解体・変更の作業に3年以上従事した経験が必要です。足場の組立て等作業主任者も同様に実務経験が要ります。つまり未経験で入った人にとっては、3年目に見えてくる目標ということになります。
資格と費用の一覧
| 資格 | 時期の目安 | 費用(税込) | 日数 | 実施機関の例 |
|---|---|---|---|---|
| 玉掛け技能講習 | 入社後すぐ | 26,455円 | 3日 | 西野田労働基準協会 |
| フルハーネス特別教育 | 入社後すぐ | 12,935円 | 1日 | 建災防おおさか |
| アーク溶接等特別教育 | 1〜2年目 | 20,000〜32,000円 | 3日 | 大阪府内各機関 |
| 足場の組立て等作業主任者 | 3年目以降 | 16,925円 | 2日 | 建災防おおさか |
| 鉄骨の組立て等作業主任者 | 3年目以降 | 17,145円 | 2日 | 建災防おおさか |

よくある質問
玉掛け技能講習に有効期限はありますか
修了証そのものに有効期限はなく、更新は不要です。ただし、労働災害防止のために5年ごとをめどに再教育を受けることが推奨されています。会社によっては定期的に社内教育を実施しています。
未経験でも受けられますか
受けられます。未経験者向けのAコースが用意されています。実際、建設会社に入ってから最初に取る資格として玉掛けを選ぶ人は多いです。
3日間続けて休まないといけませんか
実施機関によりますが、連続した日程で組まれることが多いです。西野田労働基準協会の場合、学科2日と実技1日が数日空けて設定されている回もあります。日程表で確認してください。
試験に落ちたらどうなりますか
実施機関によって扱いが異なります。補講や再試験を設けているところもあれば、改めて受け直しになるところもあります。申し込み時に確認しておくと安心です。ただ、講習を真面目に受けていれば合格できる内容です。
玉掛けだけ持っていれば現場で働けますか
玉掛けだけで完結する現場は多くありません。高所作業があればフルハーネスの特別教育が要りますし、溶接をするならアーク溶接の特別教育が必要です。ただ、玉掛けを持っていれば任せられる作業が一気に増えるので、最初の1枚としては最適です。
費用を自分で払った場合、あとから会社に請求できますか
会社の制度によります。立て替えて後で精算する会社もあれば、会社が直接申し込んで支払う会社もあります。自己判断で申し込む前に、必ず勤務先に相談してください。順番を間違えると助成金の対象外になることもあります。
大阪府外で取った資格も大阪の現場で使えますか
使えます。技能講習の修了証は全国共通です。他府県から大阪に移ってきた人も、そのまま現場に入れます。
まとめ
玉掛け技能講習の費用は、大阪ではおおむね22,000〜27,000円。此花区の西野田労働基準協会なら、未経験のAコースで26,455円、学科2日と実技1日の3日間です。学科の会場は此花会館 梅香殿で、此花区内にあります。費用は建設会社に所属していれば会社が負担する形が一般的で、その背景には人材開発支援助成金という制度があります。
金額は改定されることがあるため、申し込みの前に必ず実施機関の最新情報を確認してください。この記事の数字は2026年9月時点のものです。
大阪市此花区で職人として働きませんか
株式会社柴田工業は、大阪市此花区伝法で鋼構造物工事・とび土工工事・鍛冶工事を手がけています。20代を中心とした社員6名ほどの会社で、未経験から入った社員も資格を取りながら現場に出ています。学歴・年齢・経験は問いません。仕事のきつさについては鳶職はきついのかで正直に書いています。仕事の内容や待遇は採用情報のページにまとめています。
応募・ご相談は、LINEまたはお電話でどうぞ。LINEなら夜でも送っていただけます。
お電話は 06-7710-5252(8:00〜17:00/土日祝を除く)。株式会社柴田工業(大阪市此花区伝法6-2-2-409)