鳶職はきついです。朝は7時台に出社し、夏の鉄骨は素手で触れないほど熱を持ち、高い場所では常に体のどこかが緊張しています。ここを隠して「思ったより楽ですよ」と書いても、入ってから辞める人が増えるだけなので、大阪市此花区で鉄骨工事・とび土工工事をしている株式会社柴田工業が、きつい部分を先に全部書きます。そのうえで、そのきつさが何で決まるのか、対処できるものとできないものはどれか、どんな人が実際に続いているのかを、20代を中心とした社員6名ほどの会社の実際に沿って説明します。転職を迷っている段階で読んでいる方が、応募するかしないかを自分で決められる材料になれば十分です。
鳶職がきついと言われる理由は、大きく4つに集約される

鳶職のきつさは、朝の早さ・気候・高さ・覚える量の4つでほとんど説明がつきます。逆に言えば、この4つに慣れるまでの最初の数か月がいちばんしんどい時期で、そこを越えた人は驚くほど普通に続けています。
朝が早い。起きる時間で1日の楽さが決まる
建設現場は朝が早い業種です。柴田工業の場合は7時30分出社、7時45分朝礼、8時作業開始という流れで動いています。前日の夜更かしがそのまま翌日の体にのしかかるので、実際にきついのは現場の作業そのものより「早起きの習慣がまだできていない期間」です。夜型の生活から入ってきた人ほど最初の2週間で音を上げますが、就寝時間を固定してしまえば体のほうが先に慣れます。ここは根性ではなく生活の設計の話で、変えられる部分です。
夏は暑く、冬は風が冷たい。屋外であることは変えられない
鉄骨は直射日光を浴びると相当な高温になります。夏場に手袋なしで触れないのは大げさな表現ではありません。冬は逆に、地上では平気でも高い場所では風が抜けるぶん体感温度が下がります。屋外の仕事である以上、気候そのものはどうやってもなくせません。ただし空調服や防寒着、こまめな水分と塩分の補給、休憩の取り方で、しんどさの度合いは大きく変わります。ここで差がつくのは個人の根性ではなく、会社が休憩をきちんと取らせるかどうかです。
高い場所では体が勝手に緊張している
鉄骨鳶がきついと言われる最大の理由がこれです。高所では、本人が怖がっていなくても体は無意識に力が入り、地上で同じ作業をするより疲れます。1日の終わりに「思ったより疲れた」と感じるのは、この見えない緊張のぶんです。ただし、これは慣れと装備でかなり減ります。フルハーネス型の墜落制止用器具や親綱などの安全設備が整った現場では、最初の1〜2か月を越えたあたりから体の力の入り方が変わってきます。「一生怖いまま」ではありません。
最初の数か月は、言葉も道具の名前も分からない
未経験で入った人がいちばん心を折られるのは、体力ではなく「何を言われているか分からない」という状態です。工具の呼び名、玉掛けの合図、部材の名前、現場の段取り。全部が初日から飛び交います。ここは覚えるしかない領域ですが、覚える量には終わりがあります。半年もすれば会話について行けるようになりますし、人数の少ない会社ほど、分からないことをその場で聞ける距離にいます。放置されるかどうかは会社の規模と体制の問題です。
「鳶職 やめとけ」と書かれる理由は、どこまで本当なのか
「やめとけ」と書かれている内容の多くは、仕事そのものではなく会社の運用に原因があります。ただし、危険を伴う仕事であることは事実で、ここだけはごまかせません。分けて考えたほうが判断を誤りません。
危険が伴うのは事実。だから決まりが細かい
高所での作業と重量物の取り扱いがある以上、危険がゼロになることはありません。これは正直に認めます。そのかわり、建設業には労働安全衛生法にもとづく資格制度と作業手順のルールが細かく定められていて、有資格者でなければ就けない作業が明確に決まっています。玉掛けもフルハーネスも溶接も、資格が必要なのは「取らせるための商売」ではなく、資格なしでやると危ないからです。ルールを軽く見る現場が危険なのであって、守っている現場は想像より整然としています。
天候で収入が変わる、という話
日給制の会社では、雨で現場が止まった日の扱いが収入に直結します。「やめとけ」の理由としてよく挙がるのがこれです。ここは会社ごとに扱いが違うので、求人票の給与欄だけを見て判断せず、応募前か面接時に必ず確認してください。日給制なのか月給制なのか、悪天候で中止になった日はどうなるのか。聞きにくい質問に思えるかもしれませんが、答えを濁す会社かどうかを見る材料にもなります。
「やめとけ」の大半は、仕事ではなく会社選びの話
教えてもらえない、休憩を取らせてもらえない、道具を自腹で買わされる、社会保険に入っていない。ネット上の「やめとけ」を読み込んでいくと、こうした運用の話が相当な割合を占めています。これは鳶職という職種の問題ではなく、その会社の問題です。同じ鉄骨の現場でも、会社が変われば働き方はまったく違います。だから、鳶職をやめておくかどうかではなく、どの会社に入るかで考えたほうが正確です。
きつい点と、その実態・対処を並べて見る

きつい点は、変えられないものと変えられるものに分かれます。変えられないのは気候と高さで、変えられるのは生活習慣・装備・会社の体制です。表にすると、自分にとって耐えられる部分がどこかがはっきりします。
| きついと言われる点 | 実態 | 対処できること |
|---|---|---|
| 朝が早い | 7:30出社。つらさは前日の就寝時間でほぼ決まる | 就寝時間を固定する。2週間で体が慣れる |
| 夏の暑さ | 鉄骨が高温になる。屋外なので避けられない | 空調服・水分と塩分・小休憩。休憩を取らせる会社を選ぶ |
| 冬の寒さと風 | 高い場所ほど風が抜けて体感温度が下がる | 防寒着とインナー。地上より一枚多く着る |
| 高所の緊張 | 最初の1〜2か月は無意識に力が入り、余計に疲れる | 安全設備の整った現場と、慣れ。時間が解決する部分が大きい |
| 覚えることが多い | 道具名も合図も最初は分からない | その場で聞ける距離にいるか。少人数の会社は有利 |
| 体力が要る | 必要なのは瞬発的な筋力より持久力と回復力 | 睡眠と食事。ジムに通う必要はない |
| 天候で仕事が止まる | 日給制だと収入に直結する | 応募前に給与形態と雨天中止の扱いを確認する |
| 危険がある | ゼロにはならない | 資格・安全設備・作業手順。守る現場を選ぶ |
この表を見て「気候と高さ以外は全部会社の話じゃないか」と思われたなら、その通りです。鳶職がきついかどうかの半分近くは、どこで働くかで決まります。
大阪市此花区の柴田工業では、1日がこう動く
柴田工業の1日は7時30分の出社に始まり、17時の帰社で終わります。時間の枠が決まっているので、朝と夜の予定が立てやすいのが実際のところです。
7時30分の出社から17時の帰社まで
- 7:30 出社
- 7:45 朝礼
- 8:00 作業開始
- 12:00 昼休憩
- 13:00 作業開始
- 15:00 小休憩
- 16:45 現場終了
- 17:00 帰社
勤務時間は8時から17時です。朝礼で当日の作業内容と危険箇所を共有してから現場に入り、夕方は16時45分に現場を切り上げて帰社します。もちろん建設業では工程や現場の状況で前後することもありますが、基準となる時間の枠がある会社とない会社では、生活の組み立てやすさがまるで違います。
昼休憩と15時の小休憩は、きつさを左右する
12時から1時間の昼休憩と、15時の小休憩が1日の流れに組み込まれています。地味な話に見えますが、夏場にこの休憩があるかないかで疲労の残り方がまるで変わります。「きつい会社」の多くは、作業そのものがきついのではなく、休ませないからきついのです。休憩が時間割として決まっているかどうかは、求人を見比べるときの実用的なチェックポイントになります。
週休制、年末年始休暇、時短勤務制度
休みは週休制で、年末年始休暇があります。各種社会保険は完備しており、交通費も一部支給しています。あわせて時短勤務の制度もあるので、体力面や家庭の事情でフルタイムが難しい期間があっても、そこで働き方の相談ができます。建設業で時短勤務を用意している会社は多くありません。服装が自由なのも、通勤時のストレスという意味では地味に効きます。
そのきつさに、収入は見合っているのか

鳶職の年収は、公的統計に近い区分で見ると20代前半で約286万円、20代後半で約338万円です。ここから先は、資格を取ってできる作業を増やし、任される範囲を広げた人ほど伸びていく構造です。きつさに対する見返りは「最初から高い」のではなく「上げていける」タイプの仕事だと考えたほうが実態に近いです。
20代前半は約286万円、20代後半は約338万円
鳶職だけを切り出した公的統計はありません。近い区分にあたる厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」の建設躯体工事従事者(鳶職を含む区分・対象9万4,790人・平均年齢41.9歳)で見ると、平均年収は20〜24歳で約286万円、25〜29歳で約338万円、30〜34歳で約405万円です(同調査を年代別にまとめたキャリコンジョブの集計より/2026年9月時点)。20代前半と後半で50万円ほどの開きがあるのは、この数年で資格と経験が積み上がるからです。裏を返せば、20代前半で入って数年で戦力になれば、同世代の平均を上回るところまでは十分に届きます。
柴田工業の日給は13,000円から25,000円
柴田工業の日給は13,000円から25,000円で、能力と経験に応じて随時昇給します。上限と下限に約2倍の幅があるのは、できる作業の範囲で単価が変わるからです。未経験で入った人が最初から25,000円ということはありませんが、逆に、年数だけで自動的に決まるわけでもありません。昇給のタイミングを年1回に固定していないので、できることが増えた時点で反映されます。あわせて日払い・週払い・即日払いにも対応しているので、転職直後で手元が心もとない時期にも動きやすいはずです。
CCUSのレベルが上がると、目安は700万円台まで見えてくる
建設キャリアアップシステム(CCUS)は、技能者の資格と就業履歴を業界共通で記録するしくみです。国土交通省が示すレベル別の年収目安では、レベル1が374万〜501万円、最上位のレベル4が707万〜877万円とされています。あくまで目安であって、登録すれば自動的にその額になるわけではありません。ただ、経験と資格が数字として残り、それが処遇に結びつく方向に業界全体が動いているのは確かです。20代で入る人にとっては、この10年の変化がそのまま追い風になります。
鳶職に向いている人と、向いていない人
向き不向きを分けるのは、体格でも運動神経でもありません。時間を守れるか、分からないことを聞けるか、ルールを守れるか。この3つがほぼすべてです。実際に続いている人と早く辞めていく人の差は、驚くほどここに集中しています。
| 向いている人 | 向いていないかもしれない人 |
|---|---|
| 時間を守れる | 遅刻を軽く考える |
| 分からないことをその場で聞ける | 分かったふりをしてしまう |
| 座っているより体を動かすほうが気が楽 | 一日中デスクにいたい |
| 安全のルールを守れる | 早く終わらせるために近道をしたがる |
| 目に見える物ができるのが嬉しい | 成果が形にならなくても気にならない |
| 少人数で顔が見える環境が苦でない | 大勢の中に紛れていたい |
体格や運動経験は、思っているほど関係ない
「体力に自信がないから無理だと思う」という理由で応募をやめてしまう人が多いのですが、必要なのは瞬発的な筋力よりも、毎日続けられる持久力と回復力です。重い物は道具とクレーンで動かします。人力で持ち上げる場面より、段取りと合図を正しく行う場面のほうがずっと多い。体を作ってから応募しようと考えて半年経ってしまうより、入ってから体が仕事に合わせて作られていくほうが早いというのが実感です。
前職がホストクラブだった社員の話
柴田工業には、前職がホストクラブという社員がいます。知人の紹介で入社し、いまは入社2年目で溶接の技術を身につけている最中です。夜の仕事から朝7時30分出社への切り替えは、決して楽ではなかったはずです。それでも続いているのは、体力や前職の経験ではなく、教わったことを素直にやってみるタイプだったからだと思っています。学歴も年齢も経験も問わないと書いているのは建前ではなく、実際にこういう経路で入ってきた人が現場に立っているからです。
きつさは減らせる。1年目からできる3つのこと

同じ現場にいても、きつさの感じ方は人によってはっきり違います。差を生むのは、資格を早く取ること、睡眠と水分を削らないこと、そして最初の会社選びです。この3つは1年目から自分の手で動かせます。
資格を取ると、任される仕事と単価が変わる
建設現場では、資格の有無で就ける作業がはっきり分かれます。玉掛け技能講習、フルハーネス型墜落制止用器具の特別教育、アーク溶接等の特別教育あたりが最初の入り口で、そこから作業主任者の講習へ進んでいくのが一般的な流れです。資格が増えると、単純に手伝う側から任される側へ移っていきます。柴田工業には資格取得支援と資格手当の制度があるので、どの資格をいつ取るかは、担当する作業に合わせて相談しながら決めています。
睡眠と水分だけは削らない
身も蓋もない話ですが、現場でつぶれる人のほとんどは寝不足か水分不足です。とくに夏場は、喉が渇いてから飲むのでは間に合いません。休憩のたびに飲む、朝食を抜かない、就寝時間を固定する。この3つを守るだけで、同じ作業量でも1日の終わりの疲れ方が変わります。筋トレを始めるより先に、生活のほうを整えたほうが効果が早く出ます。
会社選びで見るべき3点
1つ目は、建設業の許可を取っているかどうか。柴田工業は大阪府知事許可(般-4)第158981号で、鋼構造物工事業・とび土工工事業を営んでいます。2つ目は、社会保険が完備されているか。3つ目は、教える体制があるかどうかで、これは社員数と現場の人数配置を聞けば見当がつきます。求人票に書かれた日給の額だけで比べると、この3点を見落とします。金額が同じでも、続けられるかどうかはここで分かれます。
よくある質問
未経験でも本当に応募できますか?
できます。柴田工業は学歴・年齢・経験を問わず、未経験の方も歓迎しています。経験者や有資格者は優遇しますが、それは未経験者を採らないという意味ではありません。普通自動車免許をお持ちの方は歓迎です。実際に、建設と無関係の仕事から入ってきた社員が現場に立っています。
高所恐怖症でも鳶職はできますか?
程度によります。遊園地の乗り物が苦手という程度なら、多くの人は慣れます。高い場所で足がすくむのは最初は当たり前で、1〜2か月で体の力の入り方が変わってきます。ただし、高い場所にいると判断ができなくなるほどの恐怖がある方には、正直におすすめしません。無理をすると危険につながるためです。心配なら、まず現場を見学したい旨を伝えてください。
体力に自信がないのですが続きますか?
必要なのは瞬発的な筋力ではなく、毎日続けられる持久力と回復力です。重量物はクレーンと道具で扱うので、力任せの場面は想像より少ないです。むしろ最初の壁は体力より早起きのほうです。柴田工業には時短勤務の制度もあるので、体力面の不安があるなら、その前提で相談していただけます。
何歳まで応募できますか?
年齢は問いません。柴田工業は20代を中心とした社員6名ほどの会社ですが、募集の条件として年齢の上限は設けていません。地方から大阪へ出てくる方向けにU・Iターン支援もあるので、他府県からの応募も歓迎しています。
給料は日払いや週払いにできますか?
できます。柴田工業は日払い・週払い・即日払いに対応しています。前職を辞めて次の給料日まで間が空くときや、引っ越しの直後など、手元の資金が心配な時期に使っていただけます。詳しい運用は面接のときに説明します。
資格の費用は会社が出してくれますか?
柴田工業には資格取得支援と資格手当の制度があります。どの資格をどの時期に取るか、費用をどう扱うかは、担当する作業や本人の希望によって変わるので、面接の場で直接確認してください。自己判断で先に申し込んでしまうと制度の対象外になることもあるため、取りたい資格がある場合は先に相談していただくのが確実です。
応募はどこからすればいいですか?
お電話(06-7710-5252/8:00〜17:00・土日祝を除く)か、公式LINEからお願いします。応募フォームは設けていません。日中は現場に出ていて電話に出られないこともあるので、夜や休日に連絡されるならLINEのほうが確実です。「話を聞いてみたいだけ」の段階でも構いません。
まとめ

鳶職はきついです。朝は早く、夏は暑く、高い場所では体が緊張します。ここは正直に認めます。ただし、そのきつさの内訳を分解していくと、気候と高さ以外の大部分は、生活習慣・装備・そして会社の体制で変わる部分でした。「鳶職 やめとけ」と書かれている内容の多くも、職種そのものではなく会社の運用の話です。
向いているかどうかを分けるのは体格や運動経験ではなく、時間を守れるか、分からないことを聞けるか、安全のルールを守れるかの3点です。収入は20代後半の平均が約338万円で、資格と経験を積んで任される範囲を広げた人ほど伸びていく構造になっています。判断するなら、鳶職をやるかやらないかではなく、どの会社でやるかで考えてください。
大阪市此花区で職人として働きませんか
株式会社柴田工業は、大阪市此花区伝法で鋼構造物工事業・とび土工工事業を営み、鍛冶工事・鉄骨建方・溶接・金属加工を手がけています(大阪府知事許可(般-4)第158981号)。20代を中心とした社員6名ほどの会社で、未経験から入った社員も資格を取りながら現場に立っています。日給は13,000円〜25,000円、勤務時間は8:00〜17:00、週休制と年末年始休暇、各種社会保険完備、交通費一部支給、資格取得支援・手当、日払い週払い即日払い、U・Iターン支援、時短勤務制度、服装自由。仕事の内容と待遇は採用情報のページにまとめています。
この記事を読んで「きついのは分かったが、それでも一度話を聞いてみたい」と思われたなら、それで十分です。応募・ご相談はLINEまたはお電話でどうぞ。LINEなら夜でも休日でも送っていただけます。
お電話は 06-7710-5252(8:00〜17:00/土日祝を除く)。株式会社柴田工業(大阪市此花区伝法6-2-2-409)